聴覚障害水泳、期待の小学生


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十勝で初の聴覚障害小学生水泳選手・奥麻理香さん(帯広聾学校小学部)が2日、第12回スインピア記録会(市文化スポーツ振興財団主催)に出場した。ロンドン・パラリンピック(8月)水泳競技で入賞した全盲の小野智華子選手(道高等盲学校3年-帯広盲学校出)に憧れて水泳を始めた奥さんは、小野選手が2001年に同じく小学1年デビューした記録会で50メートルの2種目を完泳。帯広水泳協会(小柴満会長)も今回の出場を支え、「小野選手に続いて世界を目指して」と励ました。

奥さんは、障害児を対象に帯広の森市民プール・スインピアで開かれた「かっぱ水泳教室」(今年5~7月、市社協主催)で水泳を始めた。その際、プールに掲げられていた小野選手応援の横断幕を見て「私も世界大会に出られる選手になりたい」と決意した。

同教室の指導者の紹介で、十勝ユニバーサル水泳クラブに入会。8月から真田正樹コーチ(十勝地区障がい者水泳懇話会代表)の指導で練習を始めた。10月の障害者大会に出場し、11月には50メートルを泳げるようになり、この日の記録会に臨んだ。

初の聴覚障害選手の一般記録会出場に、主管した帯広水泳協会は、スタート合図のピストルで音と同時に発光する装置の確認などを万全に準備。奥さんはクロールで1分25秒17(組7位)、背泳ぎは1分53秒81(同6位)で完泳し、母恵理子さん、祖母信子さんら大勢の祝福を受けた。

真田コーチは「正しく練習すれば速くなる。小野選手に近づいてほしい」、小柴会長も「(障害のない選手と)競い合って伸びていってほしい」と期待する。競技後、奥さんは「疲れなかった」と手話で表現したが、母は「負けず嫌いの性格で、同じ組の子供たちから遅れて本心では相当悔しそうだ」と言い、向上心にさらに火が付いた様子だった。

(2012年12月3日 十勝毎日新聞社)

http://www.tokachi.co.jp/news/201212/20121203-0014216.php

私も水泳をしていましたので、これから注目していきたいと思います。(Deaf Life Partners 青山)