聴導犬普及へ働きぶり紹介


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耳の不自由な人をサポートする「聴導犬」のデモンストレーションが10月13日、山口市鋳銭司南原の山口県聴覚障害者情報センターである。山口市の会社員で聴覚障害者でもある加茂由喜枝さん(52)が誘致した。「多くの人に存在を知ってほしい」と呼び掛けている。

生まれつき耳の不自由な加茂さんは、2006年から山口市や周南市の小中学校などで講演をしている。小学生の時、友人に障害を隠して約束を守れず、いじめを受けた体験などを披露。聴導犬の現状や役割などについても説明してきた。

講演を聞いた子どもたちから「将来、聴導犬を育てる仕事がしたい」「ぜひ本物を見たい」などの感想が寄せられた。加茂さんも聴導犬を紹介する場を設けたいと考えたが、費用面がネックで実現していなかった。

ことし、日本聴導犬協会(長野県宮田村)が日本郵便の助成金を使って全国キャラバンを計画。加茂さんの意向を受け、全国12カ所の開催地の一つに山口市を選んだ。中国5県では唯一となる。

当日は聴導犬が来場し、玄関の呼び鈴や火災報知機に反応して、飼い主に触ったりその場に伏せたりして状況を伝える様子を披露する。加茂さんは「年をとって耳が聞こえなくなる人も多い。聴導犬の普及につなげたい」と意欲を見せる。

【写真説明】聴導犬の役割を語る加茂さん

2013年9月28日 中國新聞